●みなさんへのご報告
 
   
 
   
 
   
 
   
 
 
   
  ●ただいま進行中
 
   
  最初のページにもどる
 

大人の作文

夏の学校の思い出  コマ

 今年の夏の学校では、1、2年生20人と生活を共にしました。みんな元気で、喧嘩はよくあり、傍から見ている子はため息をついたり(笑)していましたが、思っていたよりホームシックの子で溢れかえる、という事にはなりませんでした。反対に、牛の世話や蛙・虫を捕るのにはまってしまい、なかなか寝泊りしている民家に帰ろうとしなかったりして、私はそんな姿にいつも大笑いしていました。  久しぶりに会う子を見て、また大きくなったなぁー!と思ったり、初めて来る子は勇気いる事だったろうな…と思ったりしながら一緒に過ごしました。

 特に今回の学校で感じたのは、みんな小さい体でたくさんの事を考えているんだなあ、という事です。友達に強がって喧嘩になったものの、やっぱり間違っている自分の行動に気付いていて、謝りたくてこっそり困っていたり、お母さんが作ってくれたお弁当が食べられなくて、くやしさと申し訳なさで泣いていたり、みんなの心の葛藤が見えて私もグっと来るものがありました。女の子は思っている事をポンポンとストレートに言うので、私の方がビクビクしながら様子を見ていました。

 でも、みんないつも世話をしてくれる人と離れて、自分の事は自分でやる、という生活を余儀なくされて戸惑いはあったものの、日々自信に満ちた顔に変わって行くのがよくわかりました。なにか、こういうのに立ち合える事って、得した気分です。